避妊の歴史

コンドームのみならず、これまでにも様々な方法で避妊が試みられてきました。
避妊をする目的は、主に純粋にセックスを楽しむ為であることは今と変わりありません。
かつて避妊はある種のタブーとして扱われていました。
その主な理由として、一番多いのが宗教がらみです。
例えばキリスト教などでは、避妊は神に背く行為としてタブーとされてきました。
また、宗教がらみではありませんが、戦時中の日本では国家の繁栄のため、そして戦力増強のために、「生めよ、増やせよ」というスローガンを掲げていました。
その当時も、コンドームのような避妊具は存在していましたが、それらは避妊目的というよりも性病防止のために使われていました。

当時は家を養うために売春をする女性が多く、不特定多数の男性と性交渉をすることによる性病が蔓延していました。
当時は性病予防の研究が現在ほど進んではおらず、性病にかかったときの対処法が「ペニシリン」投与による薬物治療しか存在していなかったのです。
ペニシリンは青カビを主成分とする薬剤なのですが、当時のペニシリンは一般庶民にはとても手が出せない高価なシロモノでした。

当時の避妊具として代表的なものが「サック」と呼ばれる、コンドームのようなものでした。
ただし当時はラテックスなどの薄くて伸縮性のある素材は開発されておらず、もっぱら厚手のゴム製のものでした。

当然感度は落ちるので、あえて装着しない男性も多く、それが性病蔓延に拍車をかけていたのでしょう。